読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々の泡

いろんなものの習慣付けに使うブログ。ブログ名は頻繁に変わります

ヨッピー氏と、PCデポと、文章の力について

f:id:yes_ks:20160825010831p:plain

文章の力ってすごいなぁ

bylines.news.yahoo.co.jp

この記事の影響力と、この記事を書いたのがオモコロライターであるヨッピー氏だったのがすげえなぁと思った話。

 

インターネットや回線系のサービスは詐欺ばっかり

携帯電話とかインターネット回線を契約するときって、なぜか知らないけど、必ず詐欺ってくるイメージがあって、

たとえば「iPhone無料!!」とか書いてあるので話を聞いてみると、無料でもなんでもなく、ただのローン組みだったり、「このオプションは一ヶ月無料です!」とかいって「いらないので最初から外してください」っていっても強制的につけられ、わざわざあとからオプション外さないと追加料金を払わせられたりとか、お客のことをあまり考えてない詐欺まがいのサービスが多い。

 

PCデポにかぎらず、DoCoMoauSoftBankも同じ。

PCデポは行き過ぎてしまっただけで、方向性自体は他の会社とだいたい同じなんだと思う。

働いてる側も、お客のほうも、なんかおかしいと思ってたんだけど、「数年に一回くらいのやりとりだし、まあいっか」と、ずーっと、ごまかしたり、我慢してり、忘れたりしたところ、どんどん過剰になっていき、ヨッピーさんの記事から抜粋するところの

父親認知症になったことがそもそも悲しいのに、その上でこうやって良いようにカモにされてしまって悔しい」

という多くの人が共感しやすい悲劇の物語が誕生して、それが大きな力をもって、はっきりと問題視された、という感じがした。

 

人類は騙されやすく、我慢強い

「なんか変だな」「おかしいな」と思いつつ、ずるずる続いてしまうことはたくさんあって、たとえば、インド料理の給料未払い事件があったけど、賃金が2年間も支払われてないって、かなりきつかったはずなので、もっと早く問題になってもよかったのに、従業員たちが我慢強かったのか、そういう逆境でも働いていけるなんらかの才能があった為に2年間も続いてしまった。

www.j-cast.com

 

パソコンがない為、母からキーボードだけ買ってもらった時に貧困に気づいた女子校生とか

mainichi.jp

「貧困女子高生」については色んな要素が絡み合ってて面倒くさいけど、とりあえず、この女子高生はパソコンがほしいのに買ってもらえず、キーボードだけ渡された時、ちゃんと騙されず、「変だな」と気づいて、自分の貧困を発見できた。

「キーボード買ってくれたお母さんありがとう」で終わってしまい、貧困に気づかない可能性だってあったんじゃないんだろうか。

 

裸の王様を認知するのは果たして幸福か

なんでも気づけばいいというわけではなく、たとえば、王様という権威が「バカには見えない服」を着込んだとき、その正体を見破ってしまう人は幸福なのだろうか。

童話の中では子どもが王様が裸なことを大声で指摘するが、もし、最初に発見したのが大人だったら、疑心暗鬼におちいり、ちょっとしたホラーになったりするのではないだろうか。

ダーウィンが人は猿から進化したという「種の起源」を発見しても、命の危険性すらあるため、なかなか発表できなかったように、

自分がこの発見さえ見逃せば、すべてが丸く収まる場合もあるかもしれない。

 

完訳アンデルセン童話集 1 (岩波文庫 赤 740-1)

完訳アンデルセン童話集 1 (岩波文庫 赤 740-1)

 

 

言葉は認知を共有できる

言葉は裸の王様に服を着せることもできるし、高価な服をきた王様の服を脱がすこともできる。

これは、難しいことではなく、子どもが「王様は裸だ!」と無邪気に笑えば、服は消え、ペテン師が「バカには見えない服です」といえば服ができる。

この服が出たり、消えたりするのは、童話の世界だけの出来事ではなく、現社会でも実際に起きて、大変な影響を与えていて

例えば、ヨッピー氏がPCデポのサービスは詐欺まがいだという記事を書けば、PCデポの株価は激減するし、PCデポがインターネットに詳しくない人々をターゲットにして、うまくサービスを展開すれば業績が伸びて株価があがる。

 

ヨッピー氏が「貸した」文章力の強さ

 ヨッピー氏はプロフィールにもあるように「基本的にはIQの低い記事を量産している」ライターであり、別にIT系ライターでもないし、消費者被害を救済するライターでもないし、ブログの冒頭でもあるように、普段は主にインターネットで風俗の話などをしているライターである。

今回、こういった記事を書いたのはTwitterで「力を貸して欲しい」とお願いされたからだそうだ。

専門でもない分野だけど、なんか困ってる人がいるから「力を貸した」結果、こういった記事ができあがって、社会に強い影響を与えてるって結果がすごい。

ヨッピー氏から、王様を衣服を剥ぎ取る力を感じたので、「文章の力ってすげえな」と再認識した1日でした。

 

あいうえおのき―ちからをあわせたもじたちのはなし

あいうえおのき―ちからをあわせたもじたちのはなし