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日々の泡

いろんなものの習慣付けに使うブログ。ブログ名は頻繁に変わります

最近、飲み会があんまり楽しみじゃない理由

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最近、飲み会離れが起きているらしい

飲み会があった。会社全体で行う飲み会は数年ぶりだそうで、社長がふと「昔はもっとやったし、スタッフもやりたいっていってたのに、最近はそんな話にならないから、やっぱり変わったよな」とつぶやいてた。

確かに、最近はあんまり「飲み会いきたい!」という気分にならない。
昔は飲み会っていったらすごいはしゃいでたものだけど、どんな心境や、環境の変化があったのだろうかと考えてみた。

 

昔は飲み会が大好きだった

僕も昔はそれはそれは飲み会が大好きで、お金ないのに飲み会があればとんでいってたし、飲み会やりましょうってよく言ってた。


飲み会の場こそが呼吸のできる場所であり、それ以外の鬱屈した毎日は薄暗い地下洞窟でセミの幼虫にようにもぞもぞと動くばかりだった。

まあ、ちょっと大げさだけど、それくらい楽しみにしてた。

とくに私は大学生の頃、文芸学愛好会で編集長とかやってたので、学校が終わると、部屋に戻って、タバコを吸いながら、小説を書き、月末になると、みんなの書いた小説を編集して、冊子を作ってたりと地味な学生生活を送っていたので、それに比べたら飲み会は派手だし、喋り相手もいるし、それはもう本当に楽しみだった。

 

飲み会というダンジョン

学生の頃は、お酒というものが、まだ珍しかったし、お酒を飲むこと自体がドキドキして楽しかった。

飲みすぎると、死んだり、記憶をなくしたりする、そんな異常で危険性の高いエンターテイメントは、生まれてこの方、ほとんど味わったことがなかった。あったとしても保護者と同伴だった。でも、友達との飲み会はそうじゃない。

それになんとなく飲み会の席では討論や議論を行っていい雰囲気があったので、酒を飲みながら、真理を追究したりとか、自分の意見を相手に戦わせたりとかができた。

また、いまでもネットでは「◯◯とはいい酒が飲めそうだ」という言葉をみかけるようにマイナーな趣味を打ち明けたりとか、そんな場所だと僕は思って参加してた。

 

距離が近づくことがいいことだとは限らない

挨拶とか軽い話題は日常的にできるけど、じっくりと座って誰かと長話をする機会というのはあんまり多くない。それこそ飲み会はそういう機会をあたえてくれる場だ。

でも、「距離が近づく」ということがいいこととは限らない。コミニュケーションのおいて大切なのは、距離感であって、近づきすぎると喧嘩になったりする。

 

距離感を大事にする人において飲み会はノイズ

私はわりとインファイト型のコミニュケーションを好むタイプなので、昔は人との距離は近ければ近いほどいいと思ってたこともあるけど(実はいまでもそう思っているが)色々あって学習した。

人によってそれぞれ適切な距離が必要だし、適切だった距離も、タイミングとか時期によってちょいちょい変わることがあることを。

やっぱりすべての人とインファイストするのは難しいし、うまくいかない。理解するまで、いろんな大変なことがあった。

だから、とくに仕事では距離感をあけて働いてるけど、飲み会はその性質から、距離感を縮めやすく、そのせいでちょうどいい距離感が壊れてしまう危険性がある。

 

飲み会の目的の違い

昔の僕にとって、飲み会とはダンジョンであり、剣と魔法で仲間たちと協力したり、あるいは腕試しにモンスターをなぎ倒したりする冒険の場だった。

ちょっと足を踏み外すと二日酔いになり、次の日も動けなかったり、見聞によれば、そのまま命を落とすやつもいた。

けど、今の私にとって、飲み会はすでによく行きなれた場所になっていて、あんまりドキドキしないし、なんなら飲み会より一人で家で映画を見ながらお酒を飲んだりしてたほうが楽しいくらい。

また安定した日々を過ごしたい環境のときには、昔の自分みたいに「腕ためしがしたい」なんてやつは面倒くさいだけ。

 

飲み会における性格や、戦略の格差

飲み会では、日常的に距離感を考慮してる思慮深い人ほど聞き手に周り、そんなことを気にせず騒ぎたいという人だけ聞き手にまわるという図式ができあがりやすい。
お互いの素質や、レベルが高ければ、どちらも楽しむことはもちろん可能だけど、そうじゃない場合はストレスや、トラブルの元になる場合も多い。

 

ブロック社会で生きる次世代

インターネットになじみが深い世代ほど、人の趣味や意見の多様性への理解が深い。
古くはmixiのコミュニティー機能だったり、Twitter民のぎょっとするリツイートや、まったく興味のないツイートなどから、「話が合わない相手」どころか、「話が通じない相手」もっというと「見たくもない相手」の特徴への検知などは、インターネットをあまりしない人と比べたら別物。

私はインファイト派だけど、もうちょっと若い頃にSNSをやってたら、こんなにインファイトしてないんじゃないかと思う。

 

最後に

地味なテーマだと思いながら電車の中で暇つぶしに書きたら、思ったより長くなった。「飲み会」は思ってたより非合理で特殊な文化で、ちゃんと考えてみるとなかなかおもしろい。

まあ、私も「飲み会が好きじゃなくなった」といいつつ、今の仕事にありついてるのは、飲み屋で社長と意気投合して、雇ってもらえたからであり、なんだかんだいって若い頃、何度もダンジョンにもぐり、インファイトで戦ってたからこそ、レアモンスター(希望職種の社長)と出会ったときに、ぐいぐいと戦えたのかもしれない。

というわけで、日々に退屈してたり、鬱屈してる若者は飲みに行くといい。

飲みに行く相手がいない!という場合には、この記事のコメントや、Twitter等で声をかけてくれれば、適当にモンスター(変な人)ばっかりが集まる飲み会セッティングしてやろう。