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日々の泡

いろんなものの習慣付けに使うブログ。ブログ名は頻繁に変わります

好きなもの06「うしおととら/藤田 和日郎」

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小中学生の頃、何度も読み返したマンガ。

そして、ゆうさんが描いてくれたうしおがめっちゃかわいい。

強くなると髪が伸びるという不気味さ。

ドラゴンボールの髪の毛は金髪でビジュアル系のように変化するからいいけど、うしおの髪の毛は「呪われた日本人形」のそれである。怖い。

何度も読み返したけど、「僕もうしおみたいに髪の毛が伸びたらなぁ!」と憧れたことは一度もない。

読者が憧れない漫画といえば、須藤真澄の「振袖いちま」も「呪われた日本人形」の漫画だ。

 

槍っていうのも珍しい

しかも、ボロボロの槍。
刀とかは憧れたけど、「槍がほしいなぁ」と思ったことは一度もない。大きくて邪魔そうだし、うまく扱える気がしない……

 

 

でも、かっこいい…

髪の毛が異常に伸びた半裸の少年が槍持って飛び回る絵。それがなぜかかっこいい。

謎のアルゴリズム

わたしには縁のない歌舞伎とか、そういうところからひっぱってきてるのだろうか。

そういえば、歌舞伎の「化け猫」はトラに似てる。

 

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非リアの化身「白面の者」を倒す話

白面の者の正体は簡単に言うと「人のネガティヴなものの化身」
ねたみとか、怒りとか、恐怖とか、そういった道徳的によくないとされてるものであり、ポジティブをネガティブにしていくことで快感を得て、より強大なものになるという設定。

 

リア充たちがよってたかって、強い非リアを倒す話

うしおととら」のおおすじだけみるとリア充たちがよってたかって超強い非リアを倒す話。
作者もそれに気づいて、あんまりよろしくないと思ったのか、最後、白面の者にとどめは刺さない。

西遊記が一つの元ネタになっている。

西遊記」が元ネタの漫画といえば、「ドラえもん」とか「ドラゴンボール」は有名だけど、「幽☆遊☆白書」も、「NARUTO」も「西遊記」モチーフが強くはいってるので、少年における「西遊記」というのは、なんかとても変わった位置にある。「うしおととら」もその中の一つ。

いまみると、ありえないくらい暴力で解決するマンガ。

わたしが大人になってしまったからだろうか。

麻子がうしおを殴って精神的な問題を解決させたり、うしおが子どもをぶんなぐったりするシーンについて、当時は違和感なかったんだけど、今みるとこの暴力シーンいるのか?と違和感を覚えてしまう。
これはわたしが大人になったからなのか、それとも時代がちょっと変わったせいなのか。

妖怪がどれもかっこいい。とくにフスマ。

うしおととらは妖怪のアレンジがすこぶるうまく、作者の脳みそどうなってんだろと思うくらい派手な置き換えができてる。

わたしがとくにすごいと思うのは「ふすま」。
「ふすま」っていうのは、ゲゲゲの鬼太郎でいうところ「一反木綿」とほとんど同じ妖怪で、地方によって呼び名が違うくらいの類似妖怪だけど、一反木綿がただ布にふらふら飛んでるだけなのに対し、うしおととらのふすまは『ブロブ/宇宙からの不明物体』にでてくるスライムが空を飛んでるようなユニークさと、驚異さがある。すばらしい。

 

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宮崎駿がぱくってた。

もののけ姫」のラストのほうで岩(木?)にはさまれた犬神を人間が助けるシーンと、「うしおととら」のかまいたちが岩にはさまれて、車が引火しそうなるところを人間たちが助けるシーンは、もう言い逃れができないくらいに似てる。
宮崎駿もとりいれるくらいのドラマ性。

 

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アニメ版は豪華すぎて意味がわからん。

わたしは中学生の頃、暗い部屋で筋肉少女帯をずっと聴いていて、うしおととらを読み返したりする少年だったので、

うしおととらのオープニングテーマが筋肉少女帯とか、もう意味わからなかった。

レティクル座妄想が好きな中学生でした。

 

レティクル座妄想

レティクル座妄想

 

 

 

白面の者の声優が林原めぐみ

白面の者の声が「林原めぐみ」というのもすごい。

さすがにテレビみてて、耳を疑ったし、声をあげてしまった。信じられない。

中学生の頃、やっぱり林原めぐみのエッセイ漫画とか読んでたし、ラジオも聴いてた。仄暗い過去がある。

ちなみに林原めぐみといえば、サンリオのキティーちゃんの声やってる人です。

どっちも、白いし、強い。

サンリオとうしおととらのコラボとかで、「白面のキティー」とかやったらおもしろいのに。

 

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人生で一番読み返したマンガ。

中学生の頃は、毎日読み返してた気がする。
うしおととらがかっこよくて、女の子がかわいくて、妖怪が強くて、話もいろいろ噛み合っていたし、わたしの道徳心みたいなものはうしおととらでやしなわれたんじゃないかと思う。

うしおととらはきりがないので、この辺でおしまいにするけど、また好きな章とかをとりあげるかもしれない。

それではまた。

 

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