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日々の泡

いろんなものの習慣付けに使うブログ。ブログ名は頻繁に変わります

ガルパンという狂気

 

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今さらガルパンをみた感想。

映画版ではなく、今さらテレビ版みた。

怖い

「これは逝った」と思うシーンがいくつもある。
特殊カーボンで覆われた新人類という設定だと理解しつつも、戦車道初心者のわたしだと驚いてしまうシーンがちらほらある。
少なくてもターンエーガンダムだったら死んでる。


戦車アニメなのに、戦車を好きな登場人物が少ない。

みんなとんでもない理由で戦車道に入る。
「モテるため」「進級するため」という理由がまともに見えるくらい他のがひどい。
「バレー部を再建するため」「力強い花を活けるため」「学校を存続させるため」とかで、「戦車が好きだから」という理由で入っているのは秋山殿ただひとりだけ。
その秋山殿ですら「戦車が好きが高じて友だちができず、親に心配されている」という設定。


西住は戦車にトラウマがある。

主人公の西住は戦車道から逃げるために転校したほどトラウマを持ち、作中で何度も、つらい過去がフラッシュバックする現象が起きている。
わざわざ戦車道から外れるために転校までしたのに、また戦車道に入ることになった西住にとって戦車とは呪いそのもの。

 

戦車道はモテない。

武部さんはモテるために戦車道をはじめる。
しかし、どうやら戦車道はモテないらしく、一年生の中には「戦車道をはじめて彼氏にひかれた」「戦車道のせいで彼氏にふられた」等、戦車道をはじめたせいで恋愛がこじれている。

武部さんは後半で通信技術の向上のため「アマチュア無線技士」というモテなさそうな資格を取得しているので、口ではモテたいと言ってるけど、そういう娘なのかもしれない。

後半では戦車をちらっと見ただけで、車種を言い当てられるようになった自分に対して、なげいているので「戦車に詳しい=モテない」という自覚はあるのかも。

 

戦車道の闇

秋山殿が戦車に詳しすぎて友だちができなかったことや、武部さんが戦車を一目みて判別できてしまったことをなげいていることを考えると、戦車に詳しくなること、つまりミリタリーオタク化することは戦車道に反する行いなのかもしれない。
戦車道に入るなら、とうぜん、戦車に詳しいほうが有利なはずだけど、「○○道」といったものはけして合理的なものではないので、そういう暗黙の了解があるのかもしれない。

 

戦車道は危ないスポーツ。

柔道では毎年数人死者がでていることが問題視されているように、戦車道でも毎年死者がでている可能性は高い。
戦車道経験の長い西住が戦車が大破するたびに「怪我はない?」「大丈夫?」と安否確認をとり、無事なのを確認してほっとしているのはやはり戦車道が危険だからだろう。
実際、作中でも選手のメガネが何枚か割れてしまっている。

 

戦車道は犠牲がつきもの

「戦車道で怪我人を出してしまうことが戦車道に反している」から安否確認をしているという解釈もできるが、作品をみている限りどうもその逆で、
西住が前の学校で、怪我人を出さないように動いた結果、試合で負けてしまったことを、本家西住流や門下生の大部分が愚行だと評価しているので、本来選手が気にかけることは邪道とされている可能性が高い。


軍事コントロールされている。

単位の免除や、資金援助は国が支援しているものであり、その先にあるのはやはり戦争なのかなと思う。
「戦車道は乙女の嗜み」というコントロールはやはりどこかいびつだし、戦車が好きではないまま(目的がバレー部や学校の再建)戦車道を続けるのは、はたからみると狂気そのもの。

 

狂気のまま、まっすぐに進む。

以上のようにつっこみどころ満載なんだけど、構成もテンポもいいので、わりとまっすぐな学園スポーツものとして視聴できてしまう。

 

泣ける

わたしにガルパンを勧めた友人は、始終泣きながらみていたという。
こんなうがった見方をしているわたしですら、最後のほうはぐっときて涙ぐんでしまった。

 

戦車アクションという新しさ。

戦車は誰でも知っているなじみ深い平気だけど、戦車メインのアクションコンテンツというものをはじめてみたし、ちゃんと成立していた。

 

狂った青春スポーツアニメ

突っ込みどころ満載だけど、テンポよく王道を進み、新しい要素も多分にあるという、色々おいしいアニメだった。人気なのも頷ける。

 

駅についたので、また明日。